今日のひとことWeb版

次世代技術を生み出す拠点

2025/08/22 10:00





 米IBMは7月、ニューヨーク州にある同社のトーマス・J・ワトソン研究所を日本メディアに公開し、最新の研究を紹介しました。研究所は1961年に建てられ、1500人以上の科学者やエンジニアが次世代技術を生み出すために努力してきたとのこと。ノーベル物理学賞を受賞した江崎玲於奈氏も、ここで研究に励んだ一人です。

 研究所内に約1年半前にできたThink Labは、協力企業らと協働するスペースとしても利用されています。最新の量子コンピューターの実機などを間近で見学でき、さまざまな刺激を受けながら社内外に関わらず共にイノベーションの芽を育てていくことができるのだろうと思いました。
 
 実際に訪問して感じたのは、コンピューティングの領域を開拓してきた実績に加えて、同社が研究にかける熱量とそれを礎に製品開発を進める強い姿勢でした。どんな未来を予見して製品やサービスを生み出し広めていくのか、今後も注目して取材していきます。(下澤 悠)

【記事はこちら】
米IBM、ワトソン研究所を公開 現在の計算技術にニューラルや量子を融合
  • 1